宇治東笠取の自然 山菜 野草

山桜、八重桜の後に花を咲かせるウワミズザクラ。今年、山野草に詳しい塾のメンバーに教わって初めて知りました。スクリューブラシのようなユニークな花を見て、「何年も前から何度も通っている道、何度も入っている畑なのに知らなかったねえ」。みんな新しく何かを知ったこと、仲間と一緒に知ったことが嬉しくて、しばらくその場から離れられませんでした。...
キイチゴ、マルベリーが鈴なりです。雨が止んだら外に出てコツコツと収穫しています。キイチゴは棘が鋭いので摘むのも楽ではないのですが、小さな赤い実の美しさ、自然の甘酸っぱさに惹かれて、今日も一粒ひと粒手摘みしています。

京都府宇治市の笠取には七つの杜伝説があります。笠取は山を挟んで西と東に集落があり、西笠取に4つ、東笠取に3つの杜があります。今日はつちの塾の秋田犬・蘭の散歩に東笠取の垂乳(たるち)の森へ来ています。棚田の跡が残るこの森は塾から歩いて30分くらいととても近いので、ときどき樹齢400余りの御神木に会いに来るんですよ。毎年1月3日は山神さんという正月行事があり、集落の男衆が御神木の杉の樹に注連縄をかけ、山の安全と五穀豊穣を祈願します。2年前から高齢のため行事は中断されていますが、森はまだ元気です。柚子、藤、茶、藪椿などの樹木、小川のせせらぎに包まれ、蘭もごきげん♪
つちの塾のお隣の畑で葉わさびを摘ませてもらいました。何年前からかな、毎年花が咲く頃、たくさん摘んで醤油漬けを楽しませてもらっています。さっと湯がいて葉が浸る程度の醤油にひと晩漬ければ出来上がり。しっかり漬ければよりおいしくなりそう、と数日漬け込んだら辛過ぎて(笑)本来の爽やかな辛みには程遠いものになりましたので、要注意です(笑)...

宇治市の最東端にある小さな里山・東笠取。のどかな集落で工事が始まっています。川を移動させて道路を拡張するのだそう。この道を通るのは地元の方々と郵便屋さんのバイクと宅配便の車がほとんどだけど...。どんな風景になるのかな? 今年もホタルが見られるかな?
あけび、むかご、りんどう、ミゾソバなど、山は秋色に染まっています。季節の変わり目はセンチメンタルになりますが、新たな楽しみも得られますね。自然の恵みにありがとうとつぶやくこの頃です。

段々畑に毎年、夏みょうがと秋みょうができます。夏みょうがは秋みょうがよりも小ぶり。うっかり摘むのを忘れていて、白い花が咲きかけていますが、香りも味もしっかり残っていて、暑さでくたびれた体に元気がもどってきます。...